2018年5月17日放送の『プレバト才能ランキング』で、「俳句・水彩画」の査定でした。
俳句のお題:公園の自転車
査定される人
加藤登紀子さん、関根勤さん、雛形あきこさん、北山宏光さん(Kis-My-Ft2)、
特待生2級 三遊亭円楽さん
特待生4級 千原ジュニアさん
俳句の先生 夏井いつき先生
俳句の査定ランキング
最下位5位(才能なし)「斎藤司(トレンディエンジェル)」30点
夏休み
自転車乗り捨て
レベル上げ
(宿題と自転車をかけて、それを捨ててゲームのレベル上げをしちゃっているような現代っ子を詠ってみた句)
◆夏井先生の添削後
自転車よりゲーム
夏休みの夢中
◆夏井先生の添削
遙かな低レベルな句。
レベルがゲームのことがわからず雑で、散文をちぎった感じ。
文章をちぎり捨てて、俳句のふりをしただけ。
1から出直すにしても、1がどこだかわからない。
4位(凡人)「関根勤」52点
夕立に
急ぐペダルに
笑い声
(急に雨が降ってきて、少年たちが自転車で騒ぎながら去っていく姿をみて、俺もあの時代は楽しんじゃったんな、と思った句)
◆夏井先生の添削後
夕立を
急ぐペダルと
笑い声
◆夏井先生の添削
この句は「キングオブ凡人」。
毎年この時期になると履いて捨てるほど詠われる。
救いは、最後の「笑い」の部分でこれで若い人だと思わせる。
俳句は17音しかないので、原因や理由を語るのは嫌う。
映像に置き換えましょう。
◆ここがポイント!
空間や時間を表現する助詞「を」
3位(凡人)「加藤登紀子」60点
片寄せて
自転車サミット
夏木立
(自転車が素晴らしかった。その自転車があるだけで、家庭のバックグラウンドも分かる。何人家族かとか。自転車をサミットにして、全て社会が語れるという句)
◆夏井先生の添削後
青空の
自転車サミット
夏木立
◆夏井先生の添削
中8だが、拗音「しゃ」詰まる音「っ」は、音数が気にならずに、字余りを耳が受け入れる。
自転車サミットも夏木立もすごくいいが、肩寄せてだと逢引きにも感じられる。
色彩を生かす。
◆ここがポイント!
「背景」を足して鮮やかに
2位(凡人)「雛形あきこ」65点
ソーダ水
母想う
忙しい日々
(自分も母親になって、忙しいことを知って、母親への感謝・ありがたみを改めて思った句)
◆夏井先生の添削後
母となり
母想う日々
ソーダ水
◆夏井先生の添削
557全部足すと17音という特殊な形・調べになっている。
ソーダ水の5音の季語と、残りの12音を取り合わせる(合体させる)技をきちんと使っている。
ただ、母の年齢がわかりにくく、介護の忙しさとも読み取れる。
◆ここがポイント!
主人公の状況を具体的に!
◆余談
初登場で第2位だった雛形さん。
大喜びでした。
◆俳句読みの前の雛形さんと浜ちゃんとのやり取りです。
雛「ちょっと頑張らないといけない」
浜「この間光浦(靖子さん)も言ってたけど、”大きい柱(めちゃイケ)がなくなったんで、頑張らないといけないって」
雛「同じ気持ちで頑張っていこうと思います」
1位(才能アリ)「北山宏光(Kis-My-Ft2)」72点
原爆忌
あいつと青く
飛んだ日々
(発想を飛ばした。原爆忌の日におじいちゃんが公園を歩いていて、そこで遊んでいる子供たちを見て、昔を思い出す。戦争で生き別れた自分の親友・仲間を思い出すという句。青く飛んだ日々というのは、青春、飛行機、特攻隊などを想像させる。)
◆夏井先生の添削後
なし!
◆夏井先生の添削
「あいつと青く飛んだ」で特攻隊をイメージ出来た。
季語が原爆忌なので、落ちる寸前の痛々しい青も思った。
青が青春の日々のイメージを持つので、重層的なイメージが強く入っている。
戦争を知らない世代の人たちが、「原爆忌」という季語と出会って、毎年「原爆忌」の句を作るというのが、平和の意味と意義を伝える一つの流れにもなっていく
◆余談
オープニングからの浜ちゃんと北山さんの会話
浜「北山はもうええかげんにせなアカンわな」
北「もういよいよ特待生にいかないとね。数だけはこなしてますから(15回目の挑戦)」
過去に5度、才能アリ1位を獲得していますが、前回は最下位でした。
その後特待生1級の千賀さんに相談したと暴露された北山さん。
浜「恥ずかしいことすな!」
北「(千賀さんに向かって)頼む!教えてくれ! そうしたら、千賀さんは俳句を考えるときに、”1周回って楽だ!”って言ってて。その領域に達していて。僕も早くそのゾーンに入りたいなって思って」
3位発表の時、加藤さんが呼ばれた後、「みんな俺だと思ったでしょう!」と笑いを誘ってました。
1位が発表されて、「お待たせしました!」とガッツポーズだった北山さん!
今回で6度目の才能アリを獲得しましたが、まだ特待生にはなれないようです。
順位まとめ
1位(才能アリ)「北山宏光(Kis-My-Ft2)」72点
2位(凡人)「雛形あきこ」65点
3位(凡人)「加藤登紀子」60点
4位(凡人)「関根勤」52点
最下位5位(才能なし)「斎藤司(トレンディエンジェル)」30点
特待生昇格試験
特待生4級「千原ジュニア」現状維持
迅雷や
自転車チェーン
黒き爪
(みんなで帰ろうとしてるとき雷が鳴っていて、乗っていた自転車のチェーンが外れた。直そうとするがなかなか直らず、爪が黒くなっていくが、なかなか直らないという句)
◆夏井先生の添削後
迅雷や
チェーンを直す
爪黒し
◆昇格試験のポイント
中七「自転車チェーン」←描写しきれていない
◆「自分の発想をドブに捨てる男」(笑)と言われてしまったジュニアさん。
リベンジ期待です。
特待生2級「三遊亭円楽」現状維持
前カゴでチワワ吠え
背なで子の泣く
暑さかな
(大冒険した句。「前カゴの犬 背なで子の泣く 暑さかな」でもよかったのだが、暑さを感じなかった。だが、これだけの情報を切れなくなってしまった。初めて字余りで勝負してみた。)
◆夏井先生の添削後
前カゴで
チワワ背で子の
泣く暑さ
昇格試験のポイント
上五の字余りの是非←五七五でできる!やろうとしていることは正しいが、暑さを字余りので表現したのは力不足。
水彩画の査定ランキング
査定される人
加藤登紀子さん、関根勤さん、北山宏光さん(Kis-My-Ft2)、千原ジュニアさん
特待生5級 土屋アンナさん
水彩画の先生 野村重存先生
最下位4位(凡人)「関根勤」
東京都港区高輪消防署二本榎出張所を描いてました。
関根さんのお父さんが定年まで勤めた消防署とか。
◆作品タイトル「父が勤めた消防署」
◆野村先生のお手本ありました。
関根さん、お父さんの思い出があるので欲しい、と言ってました。
浜ちゃんも「関根さん欲しいですよね」と同意。
3位(才能アリ)「北山宏光(Kis-My-Ft2)」26点
東京都港区愛宕神社参道を描いてました。
◆作品タイトル「出世の石段」
◆才能アリでしたが、野村先生のお手本がありました。
◆余談
北「前回才能アリをとっているんです」
浜「才能アリ取る割には、全然こっち(特待生エリア)に来ないよね」
北「ここ、すっごい壁があるんですよ」
映像で絵を描いている時に、女性ファンの方から「カッコいい」と言われる北山さん。
すかさず浜ちゃんは「カッコ良いkとあるか!」とツッコミ(笑)。
2位(才能アリ)「加藤登紀子」27点
新宿3丁目にある居酒屋どん底を描いてました。
◆作品タイトル「1960年代のまんまの居酒屋『どん底』」
◆余談
作者が加藤さんだと分かった時の野村先生のリアクションが最高でした。
描いている途中で、知り合い登場。
浜ちゃんが「え、知り合い?嘘やろ?」と驚きのツッコミ。
1位(才能アリ)「千原ジュニア」
新宿区にある吉本興業東京本部を描いてました。
旧四谷第五小学校を10年前に改築したのだとか。
◆作品タイトル「吉本興業」
◆1位でしたが、野村先生のお手本がありました。
浜ちゃんも「嘘やろ。1位やぞ」とツッコんでました。
ですが、凄まじい出来映えでした。
◆余談
野生爆弾のくっきーさんが登場してました。
順位まとめ
1位(才能アリ)「千原ジュニア」
2位(才能アリ)「加藤登紀子」27点
3位(才能アリ)「北山宏光(Kis-My-Ft2)」26点
最下位4位(凡人)「関根勤」
特待生5級「土屋アンナ」1ランク昇格⇒【特待生4級】
◆お題「自然の風景」
東京都調布市神代植物公園を描いてました。
◆作品タイトル「秘密の花園」
野村先生、大絶賛でした!